学生も講師を担当!高校生対象のWeb講習会を行いました!

Webデザイン科では昨年度に引き続き、宮城県にある東北生活文化大学高等学校でWebサイト制作講習会を行いました。
今年も昨年と同様、本校の教員や学生が講師を担当しました。今回はその様子を紹介します!

講習会では、Webデザインの勉強を行います。参加した高校生は、Webの基礎からWebサイトが出来るまでを年間5回で学びました。
まずは基礎を学ぶために、グループでWebサイト制作のワークショップを行いました。最終的に1枚の模造紙を使いレイアウトを制作していきます。レイアウトとは、Webサイトを作る上での基礎のひとつです。情報を種類分けして優先度を決め、見やすいように画像や文章を配置していきます。ユーザーにWebサイトに来てもらうにはどうしたらいいのかを考えながら、企画からデザイン、プレゼンテーションを行いました。本学科では、1年次の「Webデザイン基礎」や「グラフィック実習」、「企画書制作&プレゼンテーション」等で学べる内容です。

学生も講師を担当しています!

Webサイト制作(Adobe Dreamweaver,Photoshop)講習会では、「学生が」先生と共に講師を担当しているところがポイントです。普段から学ぶことへの向上心に溢れている人ほど、このようなチャンスが訪れます。先生から講師役を依頼された学生は、高校生にWebサイトを制作することの楽しさを伝えるために、前日まで資料作成や確認作業を何度も繰り返し行っていました。学生は常に仕事を貰える嬉しさを忘れず、自分の仕事に責任を持ち取り組んでいます。

制作での疑問を、学生が親身になって答えている様子
パソコンとモニターを使い、わかりやすいセミナーを心掛けています

高校生が制作したデザインを、Webデザイン科の1年生が構築していきます!

完成したデザインを基に、1年生がHTMLやCSSを使いページを構築します。Webの常識に捕らわれない自由なデザインを実装している高校生のデザインに、皆が苦戦をしていました。ですが、完成した作品を見て嬉しそうにしている様子や、作品を一生懸命プレゼンテーションする高校生を見たときは、学生皆が「制作に関われて良かった」と思える瞬間でした。

高校生の作品を真剣に指導している学生
慣れないグループ制作にも熱心に取り組んでいる高校生

講習会の終了後、参加した高校生と講習会に関わったWebデザイン科1、2年生に感想を聞いてみました!

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参加した高校生

1つのものを1年間通して制作することがあまりなかったので、良い機会でした。グループで制作をしたので、皆の意見を1つにまとめることが大変でした。ですが、自分1人では作品は作れなかったと思います。

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講習会を担当した2年生

高校生にデザインに関する質問をされると、頼りにされていることが実感できるのでとても嬉しかったです。そしてその質問に頑張って答えようとすることで、自分自身の成長にも繋がったと思います。

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制作を担当した1年生

サイトをコーディングする際に、高校生が制作した個性的なデザインを、どのように構築するのかを悩みました。ですが、これを機会に制作の原点に振り返り、考えることができました。コーディングのスキルも高まりました。

この講習会では、高校生にたくさんの仕事や社会のフィールドがあることを知ってもらう場でもあります。私たち学生も、何事にも自分から飛びこまなくては学べないことがたくさんあると、気付くことができました。常に自分自身のものになるチャンスを逃さずに、これからもさまざまな活動に積極的に参加していきます!