HTML5+CSS3に挑戦!最新技術を学べる「HTML&CSS実習」

1 年生前期には、HTML&CSS実習という授業があります。今回は、この授業で得られる学びと、Webデザイン科の新しい試みについてご紹介させていただきます。

この授業では、Webサイトの基礎であるHTMLやCSSの書き方を学びながら、1人で1つのサイトを作り上げていきます。制作するのは、自分の所属するプロジェクトチーム(Webデザイン科独自の1、2年生合同の課外活動チーム)のスペシャルサイト。「プロジェクトチームの紹介をすると共に、日本電子専門学校Webデザイン科の入学者数を増やす」という目的でサイト制作を行います。

制作するサイトについての打ち合わせから、企画書作成、デザイン、実装に至るまで、実践的な制作の流れを学べるのがこの授業の特徴です。本学科にはWeb制作未経験の学生も多いですが、実際の仕事の流れを体験しながらサイトを作り上げることによって、Web制作に必要な技術をしっかりと身につけることができるのです。

制作の詳細については、「1年生授業課題「プロジェクトチームスペシャルWebサイト」をご紹介します!」の記事をご覧ください。

2年生に企画書を見せ、アドバイスをもらっている様子
熱心に講義をしている講師の川島先生

今年のWebデザイン科には昨年度とはひと味違う、新しい試みがあります。それは、HTML5+CSS3という新しい技術を授業に取り入れたことです。

HTML5+CSS3って何?

HTMLとは、Webページを制作する際に使われる言語の一つで、世の中のほとんどのWebサイトはHTMLで構成されています。HTMLにもさまざまなバージョンがあり、今年最終草案が固まったばかりの最新のHTMLが「HTML5」なのです。

それに加えCSSは、Webページのビジュアルを装飾するための言語です。CSSにもいくつかのバージョンがあり、その最新版が「CSS3」です。CSS3を使用することによって、今まで手間がかかっていた角丸の描画が簡単になったり、難しいプログラムを書かないでアニメーションを表現することができるようになりました。「CSS3 ドラえもん – Pure CSS Design」こちらは画像を一切使わずにCSS3だけでドラえもんを描画した例です。Webブラウザによって表示のされ方が違いますので、ぜひ色々なブラウザで見てみてください!

最近では、多くの企業サイトでもHTML5+CSS3を使用してリニューアルする例が急激に増えています。まだ完全には仕様が固まっていない新技術を授業で教えるのは、早いのではないかとお思いになるかもしれません。ですが、今の1年生が卒業する2年後には、更に多くのWebサイトがHTML5に変わり、HTML5やCSS3を書けることが当然のスキルとして求められる時代になると考えられます。流れの早いWeb業界で、常に学生が新しいことにチャレンジしていけるように、Webデザイン科の授業内容も毎年変化しています。

絶え間なく進化するこの業界で、Webクリエイターとして活躍するために大切なこととは何なのでしょうか。この授業を担当している川島先生にインタビューを行いました。

Web業界を目指す上で、どのようなことを心がければ良いですか?

川島先生
川島先生

「常に学んでいく」姿勢が大切だと考えています。今で言うとHTML5やCSS3、スマートフォンなどの新しい話題やサービスにアンテナを張って、新しいものに対応していく意識を持ってほしいです。ますます進化するこの業界で「新しいことに触れたい」「わくわくするようなサービスを作りたい」という気持ちが今後のWebを変えていくのではないでしょうか。

Webという流れの早い業界では、「新しいことへ挑戦する」姿勢が大変重要です。Webデザイン科の学生たちも新しい技術に触れながら探究心を持って日々学んでいます。そのような新時代のWebクリエイターが今後のWeb業界を作り上げていくことでしょう。