【産学連携授業】花王株式会社×Webデザイン科 最終プレゼンテーション

前期授業の最終授業日、産学連携授業で取り組んだ作品発表を花王株式会社 すみだ事業場にて行いました。

花王株式会社様からいただいた課題は、「10代の生活者が花王ブランドを大好きになるようなサービス提案」です。

花王様には、小さい頃から使っている製品も多く、とても親しみのある企業で、私たちにとって生活のあらゆる場面に欠かせない存在です。

「家に花王製品はありますか?」と問われれば、どの家庭でもシャンプーや洗剤、スキンケア用品など、様々な製品を使っているはずです。

花王様との産学連携授業は5月中旬からスタートし、約2ヶ月半にわたって課題に取り組みました。

長い歴史と、高いブランド力を持つ花王様だからこそ、新しいサービスを考えるだけではなく、「どうすれば10代にとって自分ごととして感じられるのか?」という、答えのない難しい問いに真摯に向き合う必要があり、企画立案には多くの時間がかかりました。

時にはチーム内で意見が対立することもありましたが、それは全員が全力で、より良いものを創り出そうと努力した証です。試行錯誤を繰り返し、最高のサービス提案を目指して最終プレゼンテーションに臨みました。

最終プレゼンテーションでは、各チーム独自の視点から個性あるサービス提案を行いました。どのチームもこれまでの努力と情熱が詰まった発表でした。

今回最優秀賞を受賞した作品は「照れっとカード」です。

受賞した学生にインタビューをしたところ、

「楽しみながら自分たちが『面白い』と思うことをやれたことが結果に繋がったと思います。」

「なによりもチームメンバーみんなの力です。」

と、チームワークの重要性を語ってくれました。

プロジェクトを通して育まれた仲間との絆と、クリエイティブな探究心こそが成功の鍵であったことを物語っています。

今回のサービス提案でのチームで一つの目標に向かって制作を進める経験は、チームで制作を行う良い経験となりました。

産学連携授業でご指導をいただいた花王の皆様には、プロの視点から具体的なフィードバックをいただくことができました。単なる課題解決にとどまらない貴重な学びの機会であったと思います。

学生たちはデザインの技術だけでなく、企画力、プレゼンテーション能力、そして何よりもチームで共創する力を身につけることができました。花王様とともに創り上げたこの経験は、将来、社会に出て活躍する上でかけがえのない財産となると思います。

花王様には、素晴らしい学びの機会をご提供いただき、感謝しております。

宮本 怜

今回、花王様のような誰もが知る企業と連携授業ができたことを光栄に思います。 2年生はみんな今回の課題に対して、チームで夜遅くまで残って話し合いをしたり、オンラインでも協力しながら全力で取り組んでいました。各々が自信を持って企画プレゼンテーションを行う、良いサービス提案ができたと思います。