第29回スポーツフェスティバル「仲間と過ごす大切な時間」──前編 スポフェスを支えたサイト制作チーム

全校学生が集まる日本電子専門学校のー大イベント「スポーツフェスティバル」が、今年も2026年7月6日に東京ドームでまた開催されました。

今年のキャッチコピーは「Forever Memories」。「一日の楽しみ方は一人ひとり違っても、同じ場所で過ごした時間が、それぞれの『Forever Memories』となる一日。」という思いが込められています。

Webデザイン科では、スポーツフェス実行委員の役割とキャリアセンターからの依頼を受け、1・2年生合同チームでスポーツフェスティバル公式サイトの制作を担当しています。今年度のサイト制作チームには、2年生3人と入学して間もない1年生3人が立候補し公式サイトに取り組みました。制作期間は1ヶ月間。放課後や空き時間を使って授業や課題など、それぞれ異なるスケジュールを調整しながら、メンバー6人で協力しながら制作を進めました。

先輩である2年生は進行管理や企画、デザイン、実装を中心に制作を担当し、1年生は競技紹介ページの制作を担当しました。学年や国籍の異なる学生が集まるチームで、言葉や文化の違いを越えながら互いに協力し、一つの公式サイトを完成させました。制作チーム6人の学生にインタビューしてみました。

【インタビューを受けた学生】

Webデザイン科2年生:カント ポン、テッ ティハ チョー、長崎 凜
Webデザイン科1年生:笠巻 柚稀、堀江 つばめ、ミン カーン チョー

左から:笠巻 柚稀、長崎 凜、ミン カーン チョー、テッ ティハ チョー、カント ポン

責任を背負い挑戦し続けた、2年生の3人

Q. スポーツフェスティバルサイト制作に参加しようと思ったきっかけを教えてください。

テッさん:
このWebデザイン科で何か素晴らしいものを作りたいと思い、このプロジェクトへの参加を決めました。

長崎さん:
新しいことに挑戦したいと思ったことがきっかけです。これまではメンバーとしてチーム制作に参加することが多かったため、一度リーダーの立場を経験し、リーダーから見える景色を知りたいと考えました。その経験を今後のチーム制作に活かし、自分がメンバーとして参加する際に、リーダーが動きやすいような立ち回りができるようになりたいと思いました。

Q. 限られた制作期間の中で、どのように進行していましたか?

カントさん:
時間を管理しながら優先順位を決め、まずは「今やるべきこと」を明確にして、重要度の高い作業から取り組むようにしていました。

テッさん:
デザイン制作期間中は、週に3日ほど徹夜で作業していました。

長崎さん:
必要に応じて、集まれるメンバーでオンラインミーティングを行っていました。また、全員が集まれない場合でも、参加できるメンバーで話し合いを進め、その後に情報共有を行う形で制作を進めていました。

Q. 制作中、特に苦労した場面や印象に残っている出来事はありますか?

カントさん:
課外活動だったため制作時間の確保に苦労しましたが、学校を代表するWebサイト制作にやりがいを感じ、授業と両立しながら最後まで責任を持って取り組みました。

テッさん:
サイトの目的とデザインをどう結びつけるかという点に、少し苦労しました。

長崎さん:
メンバー全員が集まれる時間が限られていたことや、留学生とのコミュニケーションを円滑に進めることに苦労しました。また、チーム全体で認識を揃えながら制作を進めることの難しさも強く感じました。

Q. キービジュアルや実装面で、こだわったポイントは何ですか?

カントさん:
キービジュアルでは、写真とドゥードル風デザインでスポーツフェスティバルの楽しさを表現し、スマートフォンでも見やすいレスポンシブデザインで実装しました。

テッさん:
サイトの本来の目的を達成するために、テーマカラーやフォントスタイルを中心に、ビジュアル面のこだわりを持って取り組みました。

長崎さん:
デザインや実装は主に2年生メンバーが中心となって進めていました。その中で私は、デザインに使用するマップの制作や、全体のデザインの最終チェックを担当しました。細かな部分まで確認し、統一感のあるデザインになるよう意識しました。

Q. 初めて参加する1年生と一緒に制作してみて、どんな工夫をしましたか?

カントさん:
制作前に各メンバーのスキルや得意分野を共有し、負担が偏らないよう役割分担を行いました。また、1年生も安心して参加できるよう、相談しやすい雰囲気づくりとコミュニケーションを大切に進めました。

テッさん:
メンバー全員が優秀な1年生でした!

長崎さん:
誰もが気軽に意見を出せる環境づくりを意識しました。真面目になりすぎないように適度に雑談を交えたり、意見を言うことにプレッシャーを感じないような雰囲気づくりを心掛けたりすることで、全員が参加しやすい環境を作るよう工夫しました。

壁を乗り越え成長を遂げた、1年生の3人

Q. 不安もある中で、参加を決めた理由を教えてください。

笠巻さん:
Web制作の一連の流れを実際に体験して全体像を把握したいと思ったからです。まず実際に手を動かしてみることで理解が深まるタイプなので、早い段階で制作経験を積みたいと考え参加しました。

堀江さん:
実際のサイト作りを経て自分のスキルアップをしたかったからです。

ミンさん:
自分がどこまでできるのかを知りたくて、参加しました。

Q. チームの中ではどのような役割を担当しましたか?

笠巻さん:
主に競技ページのCSS実装を担当しました。

堀江さん:
主に競技ページのHTMLのマークアップを担当しました。

ミンさん:
最初は言語の壁があったため、チーム全体の流れを理解することを意識していました。慣れてきてからは、HTML、CSS、JavaScriptを使ったコーディングをできる範囲で担当しました。

Q. 制作を進める中で、一番苦戦したことは何でしたか?

笠巻さん:
授業との両立です。授業外の限られた時間で制作を進める必要がある上、知識不足によって作業に時間がかかることもありました。その都度、先輩方や先生に直接教えていただけたため、安心して制作に取り組めました。

堀江さん:
授業で習っていないものがあり、コードの書き方が分からかったことです。

ミンさん:
時間の管理です。アルバイトと学校の課題があったため、制作時間を確保することが大変でした。

Q. 日本人の先輩や先生と協力する中で、印象に残っていることはありますか?

笠巻さん:
留学生の先輩方は、デザインやコーディングの専門知識が豊富で、とても勉強になりました。また、意見の伝え方やコミュニケーションの取り方にも違いがあり、制作の進め方について新しい視点を得ることができました。

堀江さん:
先輩たちの作業がとても早く、そのうえでとてもクオリティの高い物を作っていたのが、とても印象に残っています。

ミンさん:
分からないことがあっても、そのままにせず、最後まで一緒にサポートしてくださったことがとても印象に残っています。

Q. 完成したサイトを見た時、どんな気持ちになりましたか?

笠巻さん:
達成感がありました。特にCSSを担当した部分では、少しずつモックアップのイメージに近づいていく過程が面白く、実際に形になることの楽しさを感じました。

堀江さん:
自分がこのサイト制作に参加したという事実に驚愕しました。

ミンさん:
初めて参加したプロジェクトだったので、とても達成感があり、貴重な経験になりました。

公式サイトはこちらからご覧いただけます→ https://event.jec.ac.jp/spofes/

カイ キン ウー

今回の取材では、スポーツフェスティバル公式サイトが完成するまでの過程について、制作メンバーの皆さんにお話を伺いました。 インタビューを通して特に印象に残ったのは、それぞれが異なる役割を担いながらも、互いに支え合い、一つの目標に向かって制作を進めていたことです。限られた時間の中で工夫を重ね、意見を出し合いながら取り組む姿から、Web制作には技術だけでなく、コミュニケーションや責任感、チームワークも欠かせないことを改めて感じました。 完成したサイトだけでは伝わらない制作の裏側にある努力や思いを知ることができ、とても貴重な取材となりました。Webデザイン科の学生たちが実践的な制作を通じて成長している姿を知り、私自身も「もっと頑張ろう」という気持ちになりました。これからも日々学びを重ね、自分自身も成長していきたいと思います。