夏休みって何するの?-2年生ver.

Webデザイン科の学生にとって、夏休みはただ休むだけでなく「後期に向けた準備期間」でもあります。前期に学んだことを復習したり、就職活動に力を入れたり、旅行でリフレッシュしたりと、それぞれの過ごし方があります。

私は2年生として、学びと遊びの両方を楽しむ時間にしました。その一つが、前期の学習を活かして制作した「タイピングゲーム」です。

使用した言語はTypeScript。これは1年次に学んだJavaScriptを発展させた言語で、コードをわかりやすく書けるだけでなく、エラーを未然に防いでくれるという特徴があります。Web業界に入ったときも役立つため、前期で学んだ知識を定着させるためにタイピングゲームを制作しました。

制作を進める中で一番大変だったのは、Macに搭載されている「ライブ変換」という機能です。通常の入力だと自動的に漢字やカタカナに変換されてしまい、正しいタイピング判定ができませんでした。そこで、アルファベットとして入力し、それをローマ字入力した日本語に変換できるように工夫しました。

さらに、便利な仕組みである「API」を見つけました。APIを使うことで、例えば「じゅ」と打ちたいときに、「ju」「jyu」「zyu」「zilyu」といった複数の入力方法があっても、すべて正しいと認識してくれるのです。これによってタイピングの判定を漏れなく行えるようになり、ゲームとしての完成度が一気に上がりました。


夏休みは勉強ばかりではありません。家族で大分県に旅行に出かけ、しっかりリフレッシュもしてきました。気分を切り替えたことで、後期に向けたやる気も高まったように思います。

「勉強」と「リフレッシュ」を大切にできた夏休みは、とても充実した時間になりました。今回制作したタイピングゲームは、前期に学んだ知識をさらに自分のものにするきっかけとなり、後期の制作活動への自信になりました。


中田大輝

学びたいことを好きな形に作り上げることができるのが、自主制作の魅力だと感じています。自分が作りたいモノを作ることは、特定の人のために制作するデザインとは異なりますが、夏休みという期間だからこそこのようなことに取り組める時間がたくさんあるので残りの夏休みも学びと遊びで有意義な時間にしたいです。