今回は、1年生後期の授業「進級制作」の後編を紹介します！進級制作前編では、クライアントである企業様とのオリエンテーションから企画プレゼンテーションの紹介をしました。後編では、デザイン制作からサイト完成までの流れを紹介させていただきます。

デザイン制作

自分のサイトのコンセプトに沿ったデザインを制作します。色彩の意味やユーザーに与える印象など、常に「何故」を考えながら制作を行いました。

ここがポイント！：1年間の成果

前期課題のWebサイトを制作したときよりも、コンセプトに合ったカラーや写真の選定、ディテールにもこだわった素材の作成など、デザインスキルが格段に上がっていました。

サイトの実装

デザイン完成後、サイトの実装を行います。HTML5+CSS3などの最新技術を取り入れている学生もおり、常に新しいことにチャレンジしていく姿勢が見られました。

ここがポイント！：表現する技術

1年生後期になると、１年間の学習成果として表現力と技術力が高まります。サイトのイメージをより豊かにするため、FlashやJavaScriptを使って動的なサイトに挑戦する学生も多く見られました。

プレゼンテーション

色々な人からいただいた意見を基に修正を重ね、完成したサイトをクライアントにプレゼンテーションします。クライアントからは、ビジュアルについての指摘はもちろん、サイトの動線を意識した表現についての意見もいただきました。

ここがポイント！：ユーザーを意識したデザイン

クライアントは実際にWebの現場でユーザーと日々向き合っている人たちです。クライアントからの厳しい意見により、ユーザーにとってより良いデザインとは何かを考える大切さを知りました。

卒業制作展

卒業制作展で制作した作品を会場に来ていただいた方に向けてプレゼンテーションします。制作展では同時に表彰式が行われ、進級制作の5チームからは各1名ずつ優秀賞が選ばれました。

その優秀賞を受賞した5名に、インタビューをしました。進級制作展を通して、成長したところを教えてください。

朴さん(株式会社スナップ賞受賞)

ユーザーを考えるようになったことです。ユーザーにストレスを与えず、スムーズに見てもらえるようなサイトの制作ができました。

北田さん(株式会社ピーエスシー賞受賞)

人に作品を見てもらう大切さを知ることができました。いただいた意見を自分なりに考え、どうすれば作品をより良くできるのかを考えるようになりました。

大和地さん(関谷千穂様賞受賞)

客観的に自分の作品を見ることができるようになりました。実際に外へ出向き、アンケートを自分たちで集めることによって、作品を「誰かのために作る」という意識を持てるようになりました。

坂さん(株式会社スナップ賞受賞)

作品に対する信念やこだわりを捨てたくありませんでした。一つのこだわりを持ち、それを貫き通す力がついたと思います。

奥田さん(株式会社リクルート,株式会社グレイビートレイン賞受賞)

期日までに作品を完成させられるようになったことです。制作が遅れがちで、途中諦めそうになったこともありましたが、最終的に期日内に完成できてよかったです。

この進級制作では、前編と後編に分けて1年生の1年間の成長をお届けしました。この授業では、入学してからの1年間の集大成とも言える作品を制作しました。クライアントにいただいた意見をうまく作品に落とし込むことができず、挫けそうになった学生もいました。ですが、それを乗り越えたことで1年生皆が大きく成長できたと感じています。2年生になっても日々の成長を忘れずに、今後も制作に励んでいきたいです！